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南高梅の花に雪が積もる南高梅の花に雪が積もる
南高梅の開花

常春といえども、まれに雪が降ることがあります。2月の寒さに梅の木はじっと耐え、梅の花は雪をまといながらもなお咲きます。ここに梅の強さを知ることができます。

紀州南高梅の開花紀州南高梅の開花春のわずかな気配を感じ、蕾がほころびます。一輪、また一輪と花が咲く春時計。開花の状態をみて、結実を着実にするために蜜蜂が放たれます。気温が12°C以上にならないと蜜蜂は飛んでくれず、風が強くてもいけません。

梅畑満開
梅の開花とともに里に春が来ます。徐々にピンクの色彩が増していき、梅畑は花の絨毯。あまい香りが一面に漂います。

紀州南高梅の花花咲くアーモンドの枝
梅の花を見るとゴッホが弟テオの息子の誕生を祝って描いた「花咲くアーモンドの枝」を思い出します。それもそのはず、アーモンドは梅と遠い親戚にあたるからです。ゴッホは浮世絵をとおしてみた日本に憧れ、南仏のアルルにやって来たとき、日本に来たようだと語っています。

紀州南高梅の果実紀州南高梅の果実

南高梅の結実

4月の初め 結実した果実は膨ら みをみせます。全体が銀色の産毛におおわれています。葉が青々とし、地面にはヤエムグ ラなどで覆われ、梅畑の中は密林 のトンネルを思わせます。

ほそ川の梅畑紀州南高梅
雨が上がって晴れ間が見えます。 収穫の時期がやってきました。梅畑へ続く道。陽光を浴びて、緑に透ける梅の若枝。

完熟紀州南高梅南高梅の収穫

紀州南高梅の成熟

太陽の光をいっぱいに吸収しようと枝は上に伸びます。葉でつくられた栄養は 実に送られ、たわんだ枝の下に黄色く熟した梅桃のような香りがあたりにたちこめます。急な斜面をものともせずに、熟した梅を集めます。

紀州南高梅の収穫紀州南高梅の収穫
籠いっぱいに集められた梅の実。木漏れ日はスポットライトのようです。収穫に笑顔がこぼれます。

紀州産青梅紀州産完熟梅
熟していない実は固くて青く、梅酒をつくるに適しています。熟した実はやわらかく、日の当たる部分が紅に染まっています。この紅は南高の特徴でもあります。 梅干をつくるのはこの状態になってからです。