代表メッセージ
私たちは、
素材を細胞や分子まで研究し、
伝統食材の新しい使い道を
つくるメーカーです。
みなべ町晩稲、紀州南高梅の原木から一番近い場所で、私たちは親子五代で100年以上梅干しをつくってきた老舗の梅干し屋です。祖業の梅干しづくりを起点として、梅の機能性の研究を業界で最も積極的におこなってきました。
突然ですが、皆さんは梅の実を食べたことはあるでしょうか?
おそらく、ない方がほとんどだと思います。青梅は毒があるし、熟してもそのままでは美味しくないので食用にならないのです。そんな果実が梅干しとして千年以上にわたって日本人に愛されてきたこと。そこには確かな効能があるからだと考えてその効能の研究を進めてきました。
これまでの研究の成果を生かして、梅干しの製造で、通常は水漬けする脱塩工程を梅果汁で行う唯一の独自製法、塩だけを抜き出し有用成分は流し出さない製法(素材が濃い減塩製法) を確立し、弊社にしかつくれない梅干しを作っています。
また、梅の有効成分のみを抽出した梅抽出物を活用して、鶏の産卵率と肉質の向上に成功。紀州うめどり・うめたまごとして、和歌山を代表する畜産ブランドを開発しました。この梅抽出物の効能を、魚・豚・競走馬等の多様な生物に応用しています。
さらに、梅抽出物をヒト不妊治療への応用に成功し、妊活補助食品ウムリン配合umuとして、全国のクリニックをはじめとする不妊治療の現場でご利用いただいております。
近年では八升豆(国産ムクナ豆)の研究にも注力しており、八升豆という伝統食材の復活と機能性の応用に取り組んでおります。
このように、弊社は伝統食材の研究と市場の創出に情熱を注ぎ、他にない製品で人の役に立つことを目指しています。そんな私たちの生産活動を応援していただけますと嬉しく思います。
株式会社紀州ほそ川代表取締役会長 株式会社紀州ほそ川飼料代表取締役社長 株式会社紀州ほそ川創薬代表取締役CFO
写真・右細川 陽介
株式会社紀州ほそ川
株式会社紀州ほそ川創薬代表取締役社長
写真・左細川 達矢
私たちの理念と活動、性格






文化的、
生産する。
Creating Culture, Producing Value
私たちにとって「生産」とは、単にものをつくることではなく、人に役立ち、喜んでいただける価値を届けることです。得意とする食文化の領域で、自然体のものづくりを続けています。
素材を探究し、
新たな用途を拓き、
社会に貢献する。
From Tradition to Innovation
伝統的な食材を研究し、新しい用途を開発することで、素材の可能性を広げます。人々の健康や産業に役立つ製品づくりを通じて、社会に貢献するメーカーです。
真面目で、
陽気で、
明朗闊達
Serious, Cheerful, and Open-Minded
私たちは、研究を未来につなげることを誇りとしています。伝統食材を愛し、科学的根拠と遊び心を両立させる独自の路線を歩んでいます。 「もったいない」の精神から自然に持続可能性(SDGs)を実践し、ファンやお客様との交流を大切にしながら、新しい価値を創造し続けます。