たつや社長(次男)とようすけCFO(長男)は、性格も得意分野もまったく違うご兄弟です。ご本人達も「得意分野が被らないから、そういう意味では兄弟喧嘩にならない」というくらいで、お顔立ちが似ているだけにその違いに社員たちも驚きました。
そんなお二人について、ある日ふと気づいたのですが、判断を下す際にお二人とも決まって口に出す言葉があります。
「その方法だとお客様も自分たちも誰も幸せにならない」
生産とは、人の役に立ち喜ばせること。得意とする食文化の領域でありのまま生産します。
伝統食材の新しい使い道をつくるメーカーです。
伝統的な食材が好きです。研究が未来、研究はカッコイイ!そう思ってます。おお!っと喜ばせたがります。ファンやお客様を大切によく交流します。競争は苦手です。ついつい独自路線に行っちゃいます。イメージより実際的価値に偏りがちです。もったいないことはしません。だから普通にいつも持続可能(SDGs)です。科学的根拠と遊び心は両立します。文化的未来思考です。真面目で陽気な職場です。なにかと、いろいろ、明朗闊達です。
兄
【CFO】
末っ子
【四代目社長】
姉
【部外者】
子どもの頃から優秀な兄と姉に囲まれ、いつもごきげんな末っ子が社長を務めております。
慶應義塾大学理工学部卒、慶應義塾大学大学院理工学研究科修了
メリルリンチ日本証券(株)、(株)日本政策投資銀行を経て2021 年に当社に入社。約15 年間の投資銀行勤務では、主に M&Aアドバイザリー業務と投資業務に従事し、食品製造・航空・電力等の再構築案件を担当。DBJ ではPE/VC ファンドの投資案件の審査を担当。また、シンクタンクにてODA 開発業務(ミャンマー中小企業金融の制度整備、ベトナム国有企業のコーポレートガバナンス強化支援等)や、内閣府と共同で水道民営化にかかる調査を担当した経験を有する。現在は、事業承継やベンチャー投資分野の経験を生かして当社の代表取締役CFOを務める傍ら、ウメムスビを全力で応援中。2024年慶應義塾大学 矢上賞受賞。
東京都立大学経済学部卒
伊藤忠商事株式会社、食品カンパニーで総合職として缶詰等の輸入販売や、ファミリーマート事業を担当。国際結婚を機会に退社して渡米。男兄弟の真ん中、リカちゃん人形をバットに使い、兄弟仲良く負けず劣らず野山を駆けまわるお転婆娘として育つ。兄のような地頭の良さもなく、弟のような自由な発想力もなく、兄弟で一番「普通」。何事もひたすら努力で突き進むタイプで、イギリス留学時に付いたあだ名は漫画ナルトの「ロック•リー」。現在は、ロサンゼルス郊外のオレンジカウンティーで家族4人と犬一匹、のほほんとした生活を送っている。
中華人民共和国厦門(アモイ)大学卒
ファーストリテイリングに入社。2013 年に家業である(株)紀州ほそ川に入社するも、同年、長年の研究データを元にした製品開発を目的とし研究室を分社化、ワノミライカ(現・紀州ほそ川創薬)を設立。現在、両社の社長を務めている。強運だけが自分ができるたった一つの専門分野だと豪語し、従業員の力を最大限に借りて生きているごきげんなハートの持ち主です。
昭和生まれ。三重大学にて農学を学び、科学に基づいた梅生産を始める。和歌山県立医科大学等の研究機関との共同研究に取り組み、梅の効能や用途開発についての研究を重ねた専らの研究者。研究の為には投資を惜しまず、製造工場に脱塩装置等の業界唯一の設備の導入を進め、うめどりうめたまご、umulin 等の開発に成功し、安藤百福賞・ちいき経済賞等の多くの賞を受けた。
梅の郷みなべ町を心から愛した研究者で、みなべ町の世界農業遺産登録の支援や、今では梅畑であたり前の風景になったブルーネットによる効率的な収穫方法を考え出して地域に広める等、梅の用途開発と地域の発展の為に尽くした。当社の新規事業開発の祖。
大正生まれ。梅農家の傍ら、梅干しや備長炭の販売を始める。紀州ほそ川の前身にあたる細川利雄商店を設立。長年、区長を務めるなど温厚な性格で人望が厚かったようです。
明治後期生まれ。20 歳で梅栽培をしていた記録があり、耕作地を拡大しました。負けず嫌いで頑固な性格だったようです。
明治初期生まれ。近隣の畑で梅栽培が行われおり、地域の資料から我が家でも既に梅栽培を始めていた可能性が極めて高いが、我が家に明確な資料はない。呑気な農家だったようだ。自然発生的に、梅の栽培が始まったことから、明確なスタート地点は、誰にもわからない、というのが本当のところなんです。
たつや社長(次男)とようすけCFO(長男)は、性格も得意分野もまったく違うご兄弟です。ご本人達も「得意分野が被らないから、そういう意味では兄弟喧嘩にならない」というくらいで、お顔立ちが似ているだけにその違いに社員たちも驚きました。
そんなお二人について、ある日ふと気づいたのですが、判断を下す際にお二人とも決まって口に出す言葉があります。
「その方法だとお客様も自分たちも誰も幸せにならない」
筆者は子供ができなかった夫婦であるため、会社に子連れ出勤して働く同僚を見ていると「頑張っていて偉いなあ」などという大変お気楽な感想を抱いています。
会社だけでなく、友人知人親戚兄弟の子育て話、特に幼児の子育て話に至っては、未体験の身からすると壮絶の一言です。
春日局のように七色飯とまではいわずとも、頑張って用意した食事に手を付けてもらえず、そのご飯をひっくり返し、さらに遊びだされる毎日だというエピソードが「まだまし」な話といわれた際には、「賽の河原の石積みみたいな話がまだマシ?正気??」とうっかり口からろくでもない感想が滑りおちかけたほど。